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パソコン今昔物語

更新日:2023年6月19日

 

 昨年秋、カウンセリング&心理療法を仕事にしようと心に決めた時、まずは自分を知っていただくため、何か営業活動をしなければと思いました。あれこれ考えた結果、まずは事務所のホームページを作成することにしました。


 無料で作成できる某社のテンプレートを利用することで、素人っぽさを消し去ろうとしましたが、やっとこの程度なので、いろいろとご不便をおかけしています。また、当事務所のネーミングですが、妙に格好つけた名前にせず、地域の皆様の中に浸透できるような「カウンセリング本荘」という平々凡々な屋号にしました。


 ホームページの大枠から細部に至るまで、自宅のパソコンで作りました。インターネット検索をしたり、YouTubeなどを見ながら、根気良く取り組みました。業界用語の意味不明な嵐をくぐり抜け、YouTuberたちの早口に耐えて、なんとか完成にこぎつけました。そして、記載内容を更新したり、ブログページにエッセイを書き綴ったりしています。さて、そんなITオヤジにも、実は苦い過去があるのです。


 ワープロ世代の私は、日本語はローマ字で打つものではないという妙なこだわりから、「カナ漢字入力」にこだわり、今まで仕事を続けてきました。また、国語担当ゆえに横書きを忌み嫌い、縦型ディスプレイのワープロを買うなど頑固者そのものでした。しかし、パソコンが主流となってから、ワガママも通用しなくなって途方に暮れてしまったこともありました。


 しかし、今となっては、ローマ字入力に慣れて、この文章もiPhone で打っています。ただし誰も使わないとされる、パソコンキーボード形式です。画面上に並ぶ粒の小さいキーボードを人差し指のみで入力する、巧みな(?)技を体得しています。例の片手親指入力は、全くできません。ですから、「歩きスマホ」などの曲芸技なんて、到底できるはずもありません。


 パソコンは、Windowsが出る前のMS-DOSの頃から、一応使っていました。ハードディスクがない機械の場合、そのOSを起動する方法は、フロッピーディスク(1.024MB)をセットしてから白黒の初期画面が出るまで、かなりの時間を要しました。記録媒体なども、フロッピー1枚の時代から、今やGB(1024MB)なんて当たり前になり、物によっては、TB(1024GB)も珍しくなくなりました。また、HDD→SSDの速度の著しい違いには、驚くばかりです。


 先に述べたフロッピー1枚で起動するノートパソコンは、NEC社の「N」という機種でしたが、その頃から30年余が過ぎました。当時のパソコンは、単なる事務用品であり、今のような面白さなど皆無でした。マスメディアは、テレビ、ラジオ以外は、紙媒体でした。今のスマホなど、想像を絶する夢の機械でした。


 当時、テレビ以外で見て楽しむのは、レンタルビデオ店から借りてきたVHSのデカいビデオカセットでした。今はスマホやBluetoothの進歩により、DVDすら必要感が薄れています。今更ながら、この業界の技術改革のスピードに、ただただ驚いています。素人が、無料で自分のホームページを作ることができて、YouTubeを駆使して自分の番組を作ることができる、まさに"発信"の時代になりました。「21世紀になったんだなあ」と、感服することばかりです。


 さて、「フロッピーディスク」、「VHS」に「カセットテープ」をご存知でしょうか?そして、CDが出て来る前の「LPレコード」が奏でる音楽を聞いたことがあるでしょうか?若い人との会話で話題にすると、まるで外国語を聞いているような表情をされることも、多くなってきています。では、次のような話をすると、どんなリアクションをされることでしょう。


 今は昔。1981年のお話です。大学の一般教養科目で「コンピューター演習」を選びました。「PL 1」という黎明期の大型コンピュータを扱いました。ここで出された最初の課題は、なんと「1+1=」でした。しかし、この簡単極まりない課題に苦しむことになるのです。


 プログラミングの材料は、穴開け用紙。これに、課題のコマンドの穴を開けて、コンピューターを通過させると演算過程と結果がプリントアウトされてきます。ナメてかかったら、何度もプログラミング・エラーを繰り返し、履修評価は「不可」でした。つまり、単位を落としたのです。コンピューターは融通が効かない。自分の努力不足を棚に上げて、そう思いました。


 今年は2023年ですから、あれから42年もの時が過ぎ去りました。その間、パソコンを味方にするまで根気強い努力を続けてきました。例えば、仕事でExcelを攻略するのに1年もかかったりと、歯を食いしばる場面も多かったと記憶しています。しかし、今やパソコンは味方であり、忠実な家来でもあります。

 

 さて、唐突ですが“Chat Gpt"をご存知でしょうか?これからは、AIが「あなたの人生の副操縦士になる」時代になるのだとか。YouTubeで得た生半可な知識ゆえ、あまり詳しくは知りませんが、難しいことも、AIが代わりに考えてくれるようになり、ますます人間は楽(?)できるそうです。どうやらコンピュータは、これからも進歩を止めることがないようですね。


 パソコンについて、思いつくがままに語らせていただきました。掲げた命題は「今は、昔より幸せな世になっているか」でした。「経験則では誰にも負けない自信過剰症候群」である私の考えは、どちらでしょうか?


 答えは「YES」です。ただし、コンピュータは、遊びや仕事に留まらず、夢を叶える「ドラえもんのポケット」的な存在であるべきだと思います。また、自分のためより人のために、そして広く社会の未来のために使うツールであって欲しいと思う次第です。どうか、便利さを悪用などしないよう願うばかりです。



追記:一度お蔵入りさせて推敲してみたもののこんな低レベルから脱却できず、やむなく公開に至りました。その主な原因は、度々論理が飛躍し、話が横道に外れるなど、一貫性に欠けているところです。Chat Gpt でもあればいいな思うところです。これでも昔は、歯切れのいい文章だと褒められたこともあったのですが......。

 


 



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学校心理士

​健康経営アドバイザー

髙  橋     

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